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新得・共働学舎のラクレット全米のコンテストで銀賞(2010年5月8日/十勝毎日新聞)

2010.05.11 up

新得・共働学舎のラクレット全米のコンテストで銀賞(2010年5月8日/十勝毎日新聞)

「次はグランプリを」

 「2010年全米チーズチャンピオンシップコンテスト」(4月に米国ウィスコンシン州で開催)のセミハード部門で銀賞を獲得した農事組合法人・共働学舎新得農場の宮嶋望代表が現地で行われた授賞式に出席し、このほど帰国した。20カ国から全部門で計2318点がエントリー。共働学舎が出品した「ラクレット」は、全体でも最高得点をマークした同部門トップのチーズとわずか0.5点という小差だった。宮嶋代表は「トップがどういうものか、見て目標になった。次はグランプリを目指す」と意気込んでいる。

 共働学舎のナチュラルチーズはこれまで、ソフトタイプの「さくら」が標高など生産地条件のある国際的大会「山のチーズオリンピック」で金メダル(2004、07年)を獲得するなどしているが、より多くの国が参加する世界的大会での上位入賞は初めて。ラクレットは1998年の第1回オールジャパンナチュラルチーズコンテストで、最優秀賞を獲得している。
 今回エントリーしたのはウオッシュタイプのセミハード部門で、76点が参加。金賞は地元米国で、銅賞はチーズ界で有名なスイス・アッペンツェルから出品された放牧・無殺菌乳を使ったもの。さらに研究開発などの体制が整った工業系チーズも数多く並ぶ中、グランプリに小差の98・95点を獲得したことに、宮嶋代表は「配合飼料を減らし、日本風の酵母を餌に加えるなどして乳質改善に努めてきた。何より製造担当者の腕が上がっている」と確かな手応えを感じている。
 共働学舎が初めて国際的なコンクールに出品したのが02年。当時は輸送方法も分からず、途中で品質が極度に落ちるなどもしたが、03年の「山のチーズオリンピックフランス大会」では「さくら」が見事、銀メダルを獲得。宮嶋代表は「出品すると、きちんと分析された採点表が帰ってくる。これが技術改善に役立ち、徐々にランクを上げられた」とし、さらなる技術と質の向上へ意欲を新たにしている。

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